
男性
20代
2022年5月15日
約110,000円。素材をイエローゴールドにし、表面に「つや消し加工」を施した際の価格です。
ブランド品をいくつか見て回りましたが、既製品にはない「温かみ」を求めて手作りを選びました。この工房に決めた最大の理由は、デザインの自由度が高い「ワックス法(ロウを削って型を作る方法)」を採用していた点です。金属を叩く方法よりも、緩やかなカーブや複雑なテクスチャを表現しやすいと聞き、こだわりが強かった妻もここなら理想が叶うと確信しました。また、完全貸切のプライベートな空間で、自分たちのペースで作業に没頭できる点も魅力でした。価格設定も明確で、重さや素材によってその場で計算してくれる安心感があり、予算内で妥協のない指輪作りができると感じて決めました。
主に個人の方が書いているブログや、YouTubeにアップされている制作風景の動画を参考にしました。写真だけでは分からない「作業の難易度」や「完成までのリアルな時間」を知りたかったからです。また、Twitter(現X)で実際にその工房を利用した人の投稿を検索し、スタッフの方がどこまで手助けしてくれるのか、接客の雰囲気はどうかといった本音の口コミを重視して調べました。
肌馴染みが良く、アンティークのような風合いが出るイエローゴールドを選びました。ゴールドは使っていくうちに傷がつくこともありますが、それも味になると考えています。ただ、やはり歪みや石取れは心配だったので、無料で再研磨や歪みの修正をしてくれる保証期間が長い工房を選びました。また、数年後に記念の宝石を追加で留めることができるといった、将来的なカスタマイズが可能かどうかも確認しました。
実際に使い始めてからしばらく経ちますが、指輪を見るたびに「あの時、あそこを削るのに苦労したな」という制作当時の楽しい会話を思い出します。ブランド物のロゴが入った指輪よりも、自分たちで苦労して形を作ったという事実が、何物にも代えがたい価値になっていると感じています。マット加工を施した表面も、少しずつ使い込むことで独特の光沢が出てきて、世界に一つだけの指輪に育っていく過程を楽しんでいます。着け心地も自分たちの指にフィットするように何度も確認して作ったので、長時間つけていても全く違和感がなく、体の一部のように馴染んでいます。
「失敗したらどうしよう」という不安は全く不要です。むしろ、少しの削りムラや左右非対称な部分こそが、手作りならではの「味」や「愛着」に変わります。アドバイスとしては、当日は作業に集中するので、汚れが気にならない服装で行くこと、そして動画をたくさん撮っておくことをおすすめします。数年後に見返すと、指輪以上にその制作過程の思い出が大切に感じられるはずです。また、内側の刻印は意外と迷うので、二人の記念日やイニシャル以外に、特別なメッセージなどを事前にいくつか考えておくと、当日慌てずに済むと思います。
